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ジンク塗料とは?有機ジンク・無機ジンクの違いを分かりやすく解説

ジング塗料

ジンク塗料とは

金属塗装や重防食塗装の世界でよく耳にする「ジンク塗料」。橋梁、プラント、鉄骨、タンクなど、長期間錆から守る必要がある鋼材では非常に重要な塗料です。

しかし

  • 「ジンクって何?」
  • 「有機と無機ってどう違うの?」
  • 「薄膜・厚膜って何が違うの?」

と疑問に感じる現場担当者の方も多いのではないでしょうか。今回は、ジンク塗料について分かりやすく解説します。

ジンクとは?

ジンク(Zinc)とは、日本語で亜鉛(Zn)のことです。亜鉛には、鉄より先に腐食することで鉄を守るという特徴があります。これを「犠牲防食」と呼びます。つまり、鉄が錆びる前に亜鉛が先に腐食することで、鋼材を長期間守ってくれるのです。

そのため、重防食塗装では下塗りとしてジンク塗料が広く使用されています。

亜鉛

ジンク塗料は大きく4種類

ジンク塗料は、主に以下の4種類に分けられます。

  1. 有機ジンク薄膜:一般的な防錆下塗り
  2. 有機ジンク厚膜:高耐久・厚塗り対応
  3. 無機ジンク薄膜:耐熱・長寿命
  4. 無機ジンク厚膜:重防食の最高クラス

有機ジンクとは?

有機ジンクは、樹脂成分を含むジンク塗料です。比較的扱いやすく、鉄骨・一般鋼材・建築関係など幅広い分野で使用されています。塗膜の柔軟性があり、施工性が良いのも特徴です。

1.有機ジンク薄膜

有機ジンク薄膜は、比較的薄い膜厚で施工するタイプです。一般的な鉄骨や建築分野などで広く使用されており、コストと施工性のバランスが良く、多くの現場で採用されています。

鉄工

2.有機ジンク厚膜

有機ジンク厚膜は、より厚く塗ることで防錆性能を高めたタイプです。海沿い・屋外設備・重防食仕様など、厳しい環境で使用されます。

野外設備

無機ジンクとは?

無機ジンクは、無機質成分を主体とした高性能ジンク塗料です。最大の特徴は、非常に高い防錆性能・耐熱性・長寿命です。その反面、施工には高い技術が必要になります。

3.無機ジンク薄膜

無機ジンク薄膜は、プラント・橋梁・重防食設備などで使用されます。耐久性に優れ、長期防食を目的とした仕様で採用されます。

4.無機ジンク厚膜

無機ジンク厚膜は、ジンク塗料の中でも特に高い防錆性能を持つ仕様です。長期耐久・重防食・海洋環境・インフラ設備など、非常に厳しい腐食環境で使用されます。

どのように使い分けるのか?

ジンク塗料は、使用環境・耐久年数・塗装仕様・コスト・メンテナンス周期によって使い分けます。
目安としては以下のイメージです。

1.有機ジンク薄膜一般鉄骨
2.有機ジンク厚膜屋外設備
3.無機ジンク薄膜プラント・橋梁
4.無機ジンク厚膜海沿い・重防食

ジンク塗料で最も重要なのは「下地処理」

どれだけ高性能なジンク塗料を使用しても、下地処理が不十分では性能を十分に発揮できません。特に無機ジンクでは、ブラスト処理・適切な表面粗さ・素地調整の品質が非常に重要です。塗装性能は、塗る前で決まると言っても過言ではありません。

まとめ

ジンク塗料は、犠牲防食という亜鉛の特性を活かした重防食塗装の基本です。有機・無機、薄膜・厚膜の違いを正しく理解し、使用環境に合った仕様を選ぶことが、製品の長寿命化につながります。

そして何より、塗料の性能を最大限引き出すのは、ブラスト加工による適切な下地処理です。重防食塗装・ジンク塗装の下地処理にお悩みの現場責任者の方、ぜひ一度アイエムショットへご相談ください。

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