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ブラストコラム

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繰り返す錆、その原因に迫る「塗ったのにまた錆びた」を終わりに!

繰り返す錆

「また錆びた」が繰り返される理由

塗り直したはずなのに、また同じ場所から錆(サビ)が出た…。
そんな経験を、何度も繰り返していませんか?

一度や二度ならまだしも、同じ箇所で錆が繰り返し再発するとなれば、それは偶然ではありません。錆が繰り返す現場には、必ず「繰り返す理由」があります。

その理由のほとんどは、塗料の品質でも施工の腕でもなく、塗る前の工程に潜んでいます。

悩む男性

そもそも、錆はなぜ繰り返すのか

繰り返す錆には、共通したパターンがあります。表面だけを塗り直している、という点です。

旧塗膜や旧錆を十分に除去しないまま上から塗装を重ねても、新しい塗膜の下で腐食は進み続けます。やがて塗膜を内側から押し上げ、浮き・剥がれとなって表面化します。これが「繰り返す錆」の正体です。

剥がれる塗装

錆の再発を本当に止めるためには、表面を塗り直すのではなく、根本から断ち切ることが必要です。

繰り返す錆の3つの根本原因

原因1:旧錆・旧塗膜の除去不足

塗り直しの際に最もよくあるのが、旧錆や旧塗膜が残ったまま上塗りするケースです。

新しい塗膜がどれだけ高性能であっても、その下に腐食の起点が残っていれば意味がありません。塗膜の下で錆は静かに、しかし確実に広がり続けます。

原因2:素地調整の不徹底

旧錆を除去したとしても、素地調整が不十分であれば塗膜は密着できません。

特に見落とされがちなのが以下の点です。

  • 除錆度の不足(黒皮・ミルスケールの残存)
  • 表面粗度の不足(アンカーパターンが確保されていない)
  • 油分・水分の残存

これらが残った状態で塗装を行うと、塗膜と素地の界面から水分・酸素が浸入し、錆が再発します。

原因3:使用環境と塗装仕様のミスマッチ

腐食環境に対して塗装仕様が見合っていない場合も、錆の繰り返しにつながります。

海沿い・屋外・高湿度環境など、腐食負荷の高い現場では、一般仕様の塗装では耐久年数が大幅に短くなります。使用環境を正しく評価した上で、適切な塗装仕様を選定することが不可欠です。

防錆の基本|錆を繰り返さないための3原則

繰り返す錆を断ち切るために必要なのは、以下の3原則です。

原則1:徹底した素地調整

防錆の出発点は、素地調整の徹底です。

旧錆・旧塗膜・黒皮・油分をすべて除去し、ISO 8501-1に基づく適正な除錆度を確保する。重防食仕様ではSa2.5以上が基本です。この工程を省いたり、妥協したりする限り、錆の再発は止まりません。

原則2:適正な表面粗度の確保

ブラスト処理後の表面粗さ(アンカーパターン)は、塗料の密着力を物理的に生み出す要素です。

使用する塗料のメーカー仕様に合わせた粗度を確保することで、塗膜は本来の密着力を発揮します。

原則3:環境に合った塗装仕様の選定

素地調整が適切であっても、塗装仕様が環境に合っていなければ早期劣化は避けられません。

腐食環境のグレードに応じた塗料選定・膜厚設定・塗り重ね回数を、使用実績と規格に基づいて設計することが重要です。

塗装

「また錆びた」を防ぐ現場チェックリスト

以下に心当たりがあれば、錆が繰り返すリスクがあります。

  • 旧塗膜の上から重ね塗りしている
  • ディスクサンダーのみで素地調整を済ませている
  • 除錆度・表面粗度を数値で確認していない
  • 使用環境に対して塗装仕様を見直したことがない
  • 施工後の膜厚測定・記録を行っていない

一つでも当てはまる場合は、施工プロセスの根本的な見直しをおすすめします。

まとめ

繰り返す錆は、施工の結果ではなく施工前の準備の結果です。旧錆の除去・素地調整の徹底・環境に合った仕様選定、この3つを正しく実施することで、錆の再発サイクルを断ち切ることができます。

「また塗り直す」のではなく「もう繰り返さない」施工へ。その第一歩は、塗る前の工程を見直すことから始まります。繰り返す錆・塗装後の錆再発でお悩みの現場責任者の方、根本原因の究明から最適な防錆プランの提案まで、ぜひ一度アイエムショットへご相談ください。防錆管理士が対応いたします。

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