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高級塗料でも剥がれる理由|塗料の価格より大切なこと
「いい塗料を使ったのに剥がれた!」
そんな経験はありませんか?
高価な塗料を選んだにもかかわらず、数年も経たないうちに塗膜が剥がれてしまう。こうしたケースは、現場では決して珍しくありません。
原因は塗料にあるのでしょうか?答えはほとんどの場合、「ノー」です。

塗料の性能は「下地」があって初めて発揮される◎
塗料メーカーが公表している耐久年数や防錆性能は、適切な下地処理が行われていることを前提とした数値です。どれだけ高性能な塗料であっても、素地との密着が確保されていなければ、カタログ通りの性能は発揮されません。
塗料の価格と耐久性は、別の話です。
なぜ高級塗料でも剥がれるのか?
理由1:素地調整が不十分
錆・黒皮・油分が残った状態で塗装を行うと、塗膜は素地に密着できません。高性能な塗料ほど、素地調整の精度に対する要求が高くなる傾向があります。

理由2:アンカーパターンが確保されていない
塗料が素地に食い込むための微細な凹凸(アンカーパターン)が不足していると、塗膜は物理的な密着力を得られません。表面が滑らかなままでは、どんな塗料を使っても密着不良が起きます。
理由3:塗装仕様通りに施工されていない
塗料メーカーが指定する希釈率・乾燥時間・塗り重ね間隔を守らないと、塗膜本来の性能が引き出せません。高価な塗料ほど、施工条件の管理が重要になります。

理由4:使用環境と塗料が合っていない
いくら高性能な塗料でも、使用環境に合った仕様でなければ意味がありません。海沿いや高湿度環境では、一般環境向けの塗料では耐久年数が大幅に短くなります。

塗料選びの前に確認すべきこと
高性能な塗料を選ぶことは重要です。しかしその前に、以下を確認することが先決です。
- 素地調整の方法と除錆度グレードは適切か
- アンカーパターンは塗料仕様に合った粗度で確保されているか
- 塗装仕様書通りの施工管理ができているか
- 使用環境に対して塗料の種類・グレードは合っているか
これらが整って初めて、塗料本来の性能が発揮されます。
まとめ
塗料の価格を上げることより、下地処理の精度を上げることの方が、塗装の耐久性に直結します。
高級塗料が剥がれるのは、塗料の問題ではなく施工プロセスの問題です。
塗料選びや施工仕様でお悩みの現場責任者の方、ぜひ一度アイエムショットへご相談ください。防錆管理士が、使用環境に合った最適な仕様をご提案します。
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