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ブラストコラム

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除錆度Sa2.5って何?ブラスト加工の品質基準を解説

サビ

ブラスト加工には明確な基準があります。その一つが「除錆度」。これは金属表面をどこまで清浄にできたかを示す指標です。国際規格ではSa1、Sa2、Sa2.5、Sa3と段階が定められており、Sa2.5は「ほぼ完全にサビや異物を除去した状態」を指します。

除錆度とは、ブラスト加工によって金属表面をどこまで清浄にできたかを示す指標。見た目の仕上がりだけでなく、防錆性能や塗装の耐久性を左右する、非常に重要な基準となります。

ブラスト加工における重要な指標

除錆度は、国際規格「ISO 8501-1」によって定められています。ブラスト加工後の金属表面の清浄度を、段階的に評価する仕組みです。

代表的な区分は以下のとおりです。この中でも、Sa2.5は実務で最も多く指定される基準です。

等級状態の目安
Sa3完全な除去状態(理想的な清浄面)
Sa2.5ほぼ完全にサビ・異物を除去した状態
Sa2ほぼ全面のサビやスケールを除去
Sa1軽度のブラスト処理。ゆるい付着物を除去した状態

Sa2.5とはどんな状態?

Sa2.5は、「ほぼ完全な除去状態」を意味します。肉眼で確認できるサビ、スケール、塗膜、異物がほとんど除去され、金属素地が明確に露出している状態です。

防食塗装や重防食仕様では、このSa2.5が求められるケースが多く、橋梁やプラント設備など、長期耐久が必要な構造物では特に重要です。

橋梁

除錆度の重要性

ブラスト加工の目的は、単に「きれいにすること」ではありません。塗料や防食被膜の性能を最大限に引き出す下地をつくることにあります。どれだけ高性能な防錆塗料を使用しても、除錆度が不足していれば、

  • 早期の塗膜剥離
  • 再発錆(もらい錆)
  • 防食性能の低下

といった不具合の原因になります。重要なのは、使用する塗料メーカーの仕様書を正確に読み取り、指定された除錆度で仕上げることです。

ブラスト加工は“基準”で決まる

ブラスト加工は、経験や勘だけに頼る工程ではありません。ISO規格に基づいた除錆度管理こそが、品質を左右します。

アイエムショットでは、防錆管理士が2名在籍。
国際基準や塗料メーカーの仕様書を正確に読み取り、用途に応じた適切な除錆度で施工することで、防食性能を最大限に引き出す品質管理を徹底しています。

除錆度を理解することが品質への第一歩

「除錆度Sa2.5」とは、ブラスト加工によってほぼ完全にサビや異物を除去した状態を示す国際基準です。防食性能や塗装寿命を左右する重要な指標であり、ブラスト加工の品質そのものを決める要素でもあります。

除錆度の指定やブラスト加工の選定でお悩みの際は、専門知識を持つ当社へお気軽にご相談ください。

👉除錆度の基準については、こちらのページでもご紹介しています。

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