- 規格・基準
塗料の仕様書って重要?
「塗料は塗れば同じ」そう思っていませんか?
実は、塗料は“塗れば性能が出る”ものではありません。塗料メーカーは、その性能を最大限に発揮できる条件を仕様書(データシート)に明確に記載しています。この仕様を守れるかどうかで、塗装の寿命は大きく変わります。
塗料仕様書には何が書いてあるのか?
塗料の仕様書には、以下のような条件が細かく指定されています。
- 必要な除錆度(例:Sa2.5 など)
- 表面粗度(アンカーパターンの範囲)
- 指定膜厚(μm単位)
- 乾燥時間・塗り重ね時間
- 適正温度・湿度条件
つまり、塗料は「適切な下地」と「適切な施工条件」があって初めて、本来の防錆性能を発揮します。
仕様書を守らないとどうなる?
仕様条件を満たしていない状態で塗装を行うと、
- 塗膜の早期剥離
- 付着不良
- 再発錆
- 想定耐久年数の未達
といったトラブルの原因になります。

どれだけ高性能な重防食塗料を使用しても、除錆度や表面粗度が不足していれば意味がありません。
ブラスト加工は“仕様を満たすための工程”
ここで重要になるのがブラスト加工です。ブラスト加工は、単なる清掃工程ではなく、塗料仕様書に記載された
- 指定除錆度の確保
- 必要な表面粗度の形成
を実現するための工程です。

つまり、ブラスト加工は塗料の性能を100%引き出すための準備工程なのです。
塗装の品質は「塗る前」で決まる
塗装の品質は、塗装作業そのものよりも、実は“塗る前の管理”で決まります。
- 仕様書を正しく読み取ること
- 除錆度を確実に管理すること
- 表面粗度を適正に確保すること
これらを徹底することで、はじめて塗料の真価が発揮されます。

まとめ|仕様書は“守るためにある”
塗料の仕様書は単なる説明書ではありません。それは、性能保証のための条件書です。ブラスト加工は、その条件を満たすための重要工程。塗装の寿命を左右するのは、塗る技術だけでなく、塗る前の管理精度なのです。
塗料仕様や下地処理についてお悩みの際は、ぜひ当社にご相談ください。
